2019.4.16ドロッピングワックスのペンダント

今日は先日おこなったドロッピングワックスの製作で作ったパーツをペンダントに加工された生徒さんの紹介です。
ドロッピングワックスを製作するときに試行錯誤して、小ぶりなパーツを作られた中からお気に入りの形に出来上がったものを選んで加工されています。

k18イエローゴールドでキャストする予定なので出来るだけ軽くするために肉厚を薄くしていきます。
インジェクションワックスは粘りがあるのでリューターでは削りにくいため、ワックスペンで溶かしながらこそぎ落としていきます。
ある程度落とせたらあとは地道にスパチュラで削り落としていきます。削り落とした粉もまとわりつきやすいので根気のいる作業です。
肉厚を薄くできてからペンダントの裏側にチェーンを通す部分をワックスペンで盛り付けていきます。
チェーンの金具がぎりぎり通るように空間を作ってスパチュラで形を整えます。

これでワックス原型は完成です。
あとはk18イエローゴールドで鋳造されたものを仕上げていきます。
ドロッピングワックスは偶然性に左右されてしまいますが、その分イメージ通りのものが出来たときの喜びも大きいですね。
自分では思いつかないような形が出来ることも多いので、気分転換に製作してみるのも面白いですね。
また完成したらご紹介します。