2019.3.28延べ出しリング

今日はシルバーの地金から延べ出しリングを製作されている生徒さんの紹介です。
延べ出しリングとは地金を削るのではなく金槌で叩いて伸ばしながら成形していく昔ながらの製法のことです。
地金を削らずに叩いて成形することで、地金の無駄をなくすことが出来ます。
色々な方向に叩いて地金を伸ばすことにより動きのあるデザインに仕上げることも出来ます。
まずはひたすら金槌で叩いていきます。

リングの中心部分と端の部分の叩く方向を90度変えることで、幅が広くて厚みの薄い部分と、幅が細くて厚みがある部分を作っていきます。
思い通りの形になりました。

あとはやすりで形を整えてからリングの形に丸めていきます。
幅が細くて厚みのある部分は丸めるのが大変なので、こまめになまして地金を柔らかくしながら曲げていきましょう。
石を3個セットする予定なので先は長いですが、完成まで頑張りましょう!